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奥山淳志・写真展 「彼の生活」 凄い!

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奥山淳志さんの写真展があると聴き、銀座へ飛んで行った。
前から噂に聞いていたとおり、「彼の生活」 country songs を拝見して、小生は何度も何度も頷いた。
そこには、まぎれもなく、
「 切り直し 」
が、伺えるからである。
「戸惑い 」
と、言ってもいいかもしれない。

そのように、代替不可能であり、動かし難い即自存在となってそこに現れている。
人間のカオスとも言うべき、
「揺れ」
を、これほど静かにさりげなく、
「 物 」
として描写する能力は、見ている者を不在にして、これはもう芸術の領域であり、いうなら、
「 芸術固有の不気味性 」
が漂っている。
急いで言えば、芸術は対自ではく、芸術家が対自として物性を無化するのである。

「 誘導の最たるも物 」
を心得ている奥山淳志氏は、おそらくは彼の生き様として、誘導になりうる極めて豊穣な鉱脈、つまり、
「 言葉の構造 」
を見つけているに違いなく、これからも期待せざるを得ない。
構造を言葉に置き換える運動、そうした極めて困難な作業へ、自らを、その都度、一回限りに、アウへーベンしようとしているからである。

音楽でいえば、
「 限界越えの高周波の効果 」。

typhoon 商業では、写真は他者及び自己への、
「 文化 」
であるから、
「 無化 」
しえず、
「 同質多量 」
の宿命から、
「 利用・被利用 」
どちらであっても、あからさまな、
「 無化しえない混同、錯覚の観念 」
で凝り固まり、淀み、言葉にはならず、言葉の対極にある。

なぜなら、言葉は、カオスと繋がるがゆえに、生成されるからである。

「 彼の生活 」 COUNTRY SONGSより 奥山淳志
銀座ニコンサロン

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