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花路小三郎の 「 瑠璃江 午後六時十五分 」

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時刻を起点にした作品は多い。

映画では、根上淳氏主演の、
「忘れじの午後八時十三分」
ヒロイン川上康子氏の初々しさに憧れたのは、僕が小学二年のころか ?
神戸のデパートに勤めるヒロインと、純情青年の恋物語。
当時、映画など、興味のかけらもなかった僕が、どうして知っているのかと言えば、裏のはげ山に、大映の撮影隊が現れ、不意の遭遇に驚いていると、はげ山のてっぺんあたりで、ヒーロー・ヒロインが寄り添う姿を、撮影している。
これにはいささか興奮した、ね。
砂すべりの遊びも忘れて、僕は撮影の様子に見入っていた。
外部を漠然と意識し始めたのは、きっとこの頃、そうなのだろうか ?
翌日、学校から走って戻り、はげ山へ駆けのぼったが、撮影隊の姿は、もうどこにもなかった。


小説では、何といっても、辻邦生氏の、
「ル・アーブル午後五時三十分」
フランスからアメリカへ渡る客船、ヒロインがデッキにたたずみ、波止場でじっと見送る哀切の主人公。
そして、小説は、戻ってこない船乗りの亭主を、じっと待ち続ける酒場の女を交えながら、圧倒的な質量で迫ってくる氏の短編秀作。
これを読まなきゃ、女じゃない。
いや、男じゃない。
いやいや、人生渡れない。


歌謡曲では、佐伯孝夫氏の、
「東京午前三時」
そして、
「羽田発7時50分」
作詞:宮川哲夫氏  作曲:豊田一雄氏
どちもフランク永井氏歌唱で、広く知られたビクター音源であり、説明は割愛する。

ここで、居直り、「時間概念」と、小生の「ずれ概念」を述べたいけれど、まあ、この次のこととする。

長い前口上、ごめんね。
小生も、
「時刻歌」
を組み立てた。


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「 瑠璃江 午後六時十五分 」
作詞、作曲、編曲 柴田秀雄

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夜霧が流れる 波止場の片隅  
青いコートの 瑠璃江が 俺を待つ

約束の船が出る 午後六時十五分
♪ 遠くから見守るよ 一緒にゃ 行けないよ 
腕時計 そっと見る 瑠璃江の涙顔


逢ってわかれを 言いたいけれど 
あってはならない 住む世界が違うんだ

俺がやくざと 瑠璃江は知らない
♪ 日差し中 生きてほしい 瑠璃江のためなんだ
短くも 美しい 想いで抱きしめて


瑠璃江の純情 汚してはならない
♪ 肩すぼめ 去ってゆく これしかできないよ
船のデッキ 不安げな 瑠璃江の涙顔


涙の向こうに 何があるの
♪ 俺のこと 忘れろよ 幸せになれよ 
船が出る 遠ざかる 霧笛が鳴いている。

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