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著作権について - 不平等契約 - 荒ぶる血潮、花路小三郎


「 著作者人格権 」
の実行が、その機能、効果、結果において、おろそかになっている。
その現状を知れば、偏重・逆立ちがありすぎて、唖然となるが、その現実に、花路小三郎、黙ってはおれない。
ゆえに、筆を執った。

Mustです !

「 コギト・エルゴ・スム 」
もちろん、デカルト。
サルトルでは、意識=対自。  花路では、意識=対自=外部、と生成します。 ( まったく同義 )


.
著作権に対する理解と著作者保護の度合いは、その国の文化のバロメーターといわれています。
日本国の著作権法を、尊重して守りましょう。 ( 尊重して遵守する )
rain 利潤欲しさが高じて、このあたりを等閑視したり、トボケる人が多いので、注意、ですなァー。
いゃーあ、体制 ( 大勢 ) に逆らうのが怖くて、身をすくめている人も、いるのかな ?


.                         
著作権法 第1条 ( 目的 )
《 この法律は、著作物並びに実演、レコード、放送及び有線放送に関し著作者の権利及びこれに隣接する権利を定め、これらの文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もって文化の発展に寄与することを目的とする。 》

読んで分かるように、著作権の目的は、著作者 ( 著作者≠著作権者。 以下同じとする ) の、
「 権利の保護 」
を、図るために、重要な諸権利を定め、もって文化発展に寄与することを目的としています。


.
≪ 著作者の権利とは何か ≫

「第三節 権利の内容、第一款 総則 」
に記されています。

( 著作者の権利 )
第十七条  
著作者は、次条第一項、第十九条第一項及び第二十条第一項に規定する権利 (以下 「著作者人格権」 という。) 並びに第二十一条から第二十八条までに規定する権利 (以下 「著作権」 という。) を享有する。

2  著作者人格権及び著作権の享有には、いかなる方式の履行をも要しない。

* その後に、いわゆる一般条項 ( 学校使用等の権利の制限 ) が規定されています。
.
「 著作者の権利 」
は、読んでわかるように、
「 著作者人格権 」
という、
sun 「 著作者だけしか持てない一身専属性の権利 」
つまりは、
「 譲渡や信託、相続、代行、代理行使ができない排他的権利 」
と、
「 譲渡できる財産権 」
この二種に立脚しています。

著作権の内訳は、
「譲れぬもの」
と、
「譲れるもの」
がある、という事です。
言いかえれば、
「 主観 ( 排他的 )」
と、
「 客観 ( 他者的 )」
の構成。
これら二つの意味をしつかりと把握して、混同、誤解を避けなければならない。
Mustです。
意識です。

「 財産権 」
は容易に理解できても、著作者人格権の、
「 排他的権利 」
を理解できない人もいる。

「 著作者人格権の排他的権利 」
とは、言うならば、
「 基本的人権 」
であり、当事者相互で、譲る、譲らない等の合意契約などが入り込む余地のない、
sun 「 完全排他的な基本的人権 」
です。

もっと分かりやすく言えば、ご本人がいくら、
smoking 「 命売ります 」
と、主張して、そして買った人がいても、たとえ契約をしても、それらは、
「 無効 」
です。
はじめから無かった事となります。
契約無効です。
知らなかった、では通用しません。

著作権に対する理解と著作者保護の度合いは、その国の文化のバロメーターといわれています。
日本国の著作権法を、尊重して守りましょう。 ( 尊重して遵守する )
利潤欲しさが高じて、このあたりを等閑視したり、トボケる人も大勢見当たるので、注意、ですなァー。

sun 「 著作者の権利の内容 = 著作者人格権 + 財産権 」

以上、分かり切ったことを言いたいがために、わざわざ書きました。
そうする必要があるからです。
音楽に携わる人たちで、この法律存在を知らない人たちも、いるのでは…なんて、ネ…。
.
ちなみに、著作者人格権と財産権に、優先順位はありません。
どちらも、
「 著作者の権利 の内容 」
です。
広義や狭義はありません。
.
ここで、
「 著作者人格権 」
と、その成立三項、公表権と指名表示権、同一性保持権の概要を簡単に書きます。

≪ 公表権 ≫
著作者は、著作物を公表するかしないか、公表するとすればどのように公表するかを決めることができる権利。

「 公表 ( 4条 ) となる場合 」
を簡単に記すと、
① 公衆に発行された場合。
② 演奏、上映、公衆送信などで公衆に提示された場合。
③ ネットワークに入力またはアップロードされた場合。
と、なります。

公表権とは、著作者の記録、結果を、非公式には知られている事柄も含めて、
「 これこれである 」
と、
「 人々に広く、知らせる、明らかにする 」
ことができる権利で、そうした目的のために、
「 公表をする、もしくは公表をしない、公表の方向性、公表の日時、公表の期間 等 」
そうした事等を決定できる、
「 他の公表を禁止することもできる、排他可能性 」
そうした著作者だけが持っている一身専属性の権利です。


.
≪ 著作の特質 ≫

著作物は、著作者にとって、
「 味わいの効果を高める 」
ために、
「 常にある可能性 = 改変 」
の欲求対象であり、作品は常に、
「 著作者の創意 」
という観点からは、
「 常に未完成 」
です。
財産権の譲渡 ( 現在は無償譲渡が支配的です。) のために、仮にその改変欲求を抑え込んでいるにすぎません。

.
たとえば、間奏に、八分音符をひとつ挿入するだけで、全体の感じが変わることは多く在るわけです。
「 公表権 」
は、そうした実際の意味から、及び、
「 一身専属制の意味 」
から、常に著作者の権利としてあるわけであり、
「 最初の一回限りではない 」
言うならば、限定や制限、継続ではない、言うならば、
「 事々これ新たなり 」
こうした生成が著作の特質です。

このような意味合いで、
「 公表権の常なる排他性 」
を認めざるをえません。

著作者にとって、著作物を公表した後でも、
「 変更、手直し 」
の欲求は常に在るものです。
「 作品のあの部分を、直したい、加えたい… 」
著作物は、あたかも成長してゆく子供のようです。


.
≪ 指名表示権 ≫
著作者は、著作物に氏名を表示するかしないか、表示する場合に本名を表示するかペンネームを表示するかを決めることができる権利。


.
sun≪ 同一性保持権  ( 第20条 ) ≫
著作者は、著作物の他者による改変、変更、切除などを認めない権利。

著作権の利用許諾や譲渡、著作者と著作権者が分離、そうした場合でも、
「 著作者の人格を表す著作物を自らの手許に置いている状況と同じ状況を担保する 」
ことによって、著作者の社会的評価を減殺させない、という機能を果たしています。


.
≪ 同一性保持権 第20条① 立法の趣旨 ≫

《 著作者は、その著作物及びその題号の同一性を保持する権利を有し、その意に反してこれらの変更、切除その他の改変を受けないものとする。 》

「 その意に反して~ 」
の、
「 その~ 」
は、主語の、
「 著作者 」
もしくは、
「 著作者は、その著作物及びその題号の同一性を保持する権利を有し、~ 」
を指示しています。

この20条は単文です。
「 著作者の主観的意図に反するか反しないか 」
によって判断される、そうと解するのが、現行法上は相当であるとされています。

注意すべきは、客観的にあるいは社会通念上、「 意に反して」 なされた、ではない、ということです。
主観的意図とは、
「 著作者 ( 個人 ) の意に反するかどうか 」
で、判別できます。

通説的見解は、名誉声望のみならず、著作者の意すなわち、
「 こだわり 」
といった主観的意図を保護しています。
結局のところ、
「 意に反するかどうか 」
は、
「 著作者に委ねられている 」
わけです。

同じ観点から、著作権侵害の公訴は、被害を受けた著作者の親告に依る
「 親告罪 」
であり、
basketball 「 著作権保護による利益は、対象の著作者のみのものであり、また侵害かどうかを判断できるのは、被害者の著作者のみ 」
と、著作者の、
「 主観的意図 ( 基本的人権 ) 」
から、成立しています。


このように、
「 20条① 」
は、著作者の、
sun 「 主観的意図 ( 基本的人権 ) 」
を、強力に保護しています。

「 改変 」
は、即同一性保持権侵害になります。
つまり、
「 著作者を、改変の可否の、一次的判断者」
とすることによって、利用者に、
「 改変の許諾 ( 同意 )」
を求めることを要求させる、といった機能を果たしています。


.
≪ 侵害とみなす行為 ≫

第113条⑥
《 著作者の名誉又は声望を害する方法によりその著作物を利用する行為は、その著作権者人格権を侵害する行為とみなす。 》

と、明確にしかも強烈に記されています。
「 ~名誉又は声望を害する方法により~ 」
という、
「 方法 」
は、
「 著作者の主観的意図 」
からの判断であり、
「 名誉又は声望を害する 」
は、これも、
「 著作者の主観的意図 」
です。
そして、ここでは、一切の改変がなくても、 侵害行為になる事もありますよ、として、著作権者を保護しているわけです。

著作権に対する理解と著作者保護の度合いは、その国の文化のバロメーターといわれています。
日本国の著作権法を、尊重して守りましょう。 ( 尊重して遵守する )
rain 利潤欲しさが高じて、このあたりを等閑視したり、トボケる人が多いので、注意。

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≪ 著作権第60条 ≫

著作者人格権は著作者の死亡と共に消滅して、相続はできません。
しかし、
「 第60条 」
では、
「 著作者が存しているとしたならばその著作者人格権の侵害となるべき行為をしてはならない。」
とあり、著作者の死後においても、その人格的な利益を保護するための規定があります。

この第60条が重要で、
「 著作者の生前の生き方や主張、思想や価値基準、日記や遺言等など 」
に抵触する場合は、
「 第60条違反 」
となります。

利用者は、そのような著作者の生前の事を知りえない場合、予測もつかない場合が多くあるだろうけれども、しかし、社会人としては当然のように、その、
「 抵触の懸念 」
は発生するわけで、事前に、知りうるべき人たち ( たとえば遺族、所属していた音楽事務所 ) に問い合わせ、確かめる事、投稿者の懸念を払拭するためにも、
「 60条違反をしていないかどうかの確認 」
が必要となります。

「 法律を知らなかった、抵触に気づかなかった、懸念もなかった 」
では、この社会では通じず、特別の場合を省いて、
「 第60条違反による差し止め請求 」
が可能となり、そうなるのは、紛れもなく、これらが、
「 親告罪 」
という犯罪の範囲に入るからです。

多くのTV-CM 関係者間では、これらは常識としてとり行われており、著作権管理事業者からではなくて、著作者 ( 作詞家、作曲家、編曲家、音楽出版社 ) から許諾を受けてから、及び、
「 60条違反をしていないかどうかの確認 」
をしてから、スムーズに利用・公衆送信をしています。


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≪ 保護期間延長問題 ≫

著作権の内、財産権は、人格権と違って、売れて初めて、なにがしかの価値を持つ権利です。
売れなければ、財産権は、権利としては、何の値打もありません。
けれど、
「 著作者人格権 」
は、
「 著作物 ( 歌 ) が売れなくても、歌が存在するだけで価値がある 」
事を、保護しています。
著作者の歌を、たとえ他者が、ひとりも聴かなかったとしても、それには関係がなく、著作者の歌は生成しています。

誰よりも著作者が、その歌を聴いているからです。

著作権に対する理解と著作者保護の度合いは、その国の文化のバロメーターといわれています。
日本国の著作権法を、尊重して守りましょう。 ( 尊重して遵守する )
rain 利潤欲しさが高じて、このあたりを等閑視したり、トボケる人が多いので、注意です。

≪ 不平等契約 ≫


締めとして言います。
「 人格権とは、身体権である 」
自己の身体が、誰にも犯されないように、自らも守らねばならないのは、人格権と同じです。
sun 「 人格=身体 」

ありがとうございました。

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